SWOT分析

企業経営理論
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SWOT分析とは、環境分析の手法になります。

自社内部の環境では、強み(Strengths)弱み(Weaknesses)を、外部の環境では国規模で経済を把握していくマクロ経済と、マーケット別に経済を把握していくミクロ経済がありますが、その環境における機会(Opportunities)脅威(Threats)に分けて分析をします。

製造業における具体的な分析内容は?

機会

  • 新規モデルの開発スタート
  • 同業他社の撤退
  • 世界的なモビリティ化の推進

脅威

  • 人口の減少に伴う消費の低下
  • 他業種企業の参入
  • 労働時間短縮による生産性低下の懸念

強み

  • 独自の生産設備及び、その設計に関する特許
  • 特定の顧客との長い付き合いがあり、担当者間でのつながりが強い
  • 品質が高く、顧客が開催する品質管理アワードの受賞をした

弱み

  • 従業員の年齢上昇に伴う機動力の低下
  • 未熟なIT知識
  • 顧客の度重なる売価低減要求により限界まで原価を下げても利益がほとんど出ていない

分析は長所と短所を見付けることです

企業の経営分析とすると、とても難しく考えてしまう方も多くいらっしゃいますが、長所と短所を見付けることと一緒ですから、履歴書に自身の長所と短所を書くような感覚で考えればよろしいかと思います。

ただし、注意点は履歴書でしたら短所は長所としてアピールすることを中心に考えますよね?

少し我が強いところがあれば、リーダーシップがあると読み替えることで長所とできます。

企業の環境分析もそれが対応案のアイデアにつながることもあるのですが、面接と違って自身のことをアピールするための分析ではありません。

自身のことを知るための分析のため、客観的に見るためにも、強みには「リーダーシップ」、弱みには「我が強い」と両方の側面を記入するということで、より分析しやすくなりますよ。

クロスSWOT分析

さらに分析をアクションレベルにまで落とし込むのがクロスSWOT分析です。

内部環境の強みと弱み、外部環境の機会と脅威でマトリックスを作り、交わった条件における戦略を検討することを指します。

例えば、

機会x強み:新商品のコンペという機会に対して、顧客との強いつながりをもつ担当者を充てる

脅威x強み:新規参入企業の脅威に対して、独自技術の応用や高い品質で顧客満足度を維持、確保

機会x弱み:ITの弱さで新たな商圏につながる波に乗り遅れないように、IT部門の強化

脅威x弱み:人口減少と従業員の高齢化に対して、海外労働力の取入れに向けた検討を始める

分析から具体的な会社方針へ

例えにあるような分析をすることで、目標や現状と将来像のギャップなどが明確になってきます。

それを埋めるために、分析に基づいた戦略をいくつか作成し、そしてその時点で最良と考えられる戦略を選択していくことで会社方針へと落とし込まれていきます。

コンティンジェンシープランとローリングプラン

メインルートとして定めた会社方針について、計画以上の成果が得られた場合と、不測の事態により計画に届かない成果となったときのために、それらを想定した計画を作っておくことを”コンティンジェンシープラン”と、言います。

要するに、保険です。

この”コンティンジェンシープラン”を作成をしておくことで、次の一手を早く打つことができますから、対応が後手に回ることを回避するというリスクヘッジにつながります。

ただし、”コンティンジェンシープラン”を作っていくには、余分な計画を準備しておくことによる費用が発生します。

ですから、環境変化が激しく、計画に変動が入ることが容易に想像できるような場合には、”ローリングプラン”を使います。

こちらは、計画を定期的に見直しながら進めていく方法になります。