アメリカでのチップの支払について

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『チップは気持ちだから、払わなくても良いんでしょ?』

ということを、よく出張予定者や旅行予定者に聞かれます。

連休ということで、気になる方もいらっしゃるでしょうし、もうすぐ新婚旅行でニューヨークに行く同僚もいるので、整理ついでにアメリカでのチップの支払いについてまとめておきます。

チップは気持ち?

冒頭に書いたようなことを言われる方も見えますが、そうではありません。

日本では最初から請求金額にサービス料が含まれていますが、アメリカでは別となっており、個々の担当者へ直接支払う仕組みになっています

単純に支払うべきお金を一緒に払うか、別にしているかを分けているだけになりますので、その仕組みに対する不満は抑えて、郷に入っては郷に従えということで現地の文化を楽しみましょう。

支払う金額が分からない

と、いうこともよく聞きます。

目安としては、最低でも15%、普通のサービスをして貰えば18%、より良いサービスを受ければ20%や22%となります。

より良いサービスとは、例えば“タクシー乗車した人数が多くて助手席も使った”“赤ちゃんを連れていて気に掛けて貰った”と、普通よりも面倒を掛ける場合も含みます。

この感覚は、レストランでもタクシーでも一緒です。

払わなくても良い場合

いわゆるサービス料ですので、サービスを受けない場面での支払いは必要ありません

例えば、レストランの場合、ファストフードなどレジで購入して、自身で席まで運び、食べた後の片付けまで行うような場合には、自身で席まで運んで片付けまでしますから、チップは必要ありません。

ざっくり分けると、片付けをしてくれるシステムのお店でのみ発生すると考えると分かり易いかと思います。

ですので、マクドナルドでは必要ないですが、レストランでは必要です。

例えばラスベガスなどで有名なBuffet(バフェ。日本語だとビュッフェ。バイキング形式のレストラン)、自分で食べるものを取ってくる場合でも片付けはしてもらうので、必要になります

ただ、ファストフードでもレジの横にはチップ入れ用に瓶などが置いてあります。

基本的にはここでのチップの支払いも必要ないのですが、もし、“いまいち小銭の区別が付かない”という方は、現金で支払ったお釣りの小銭はこのレジ横の瓶に入れてしまうっていうのも余分な小銭を持ち歩かずに済みますから良いと思います。

例えば、旅行の終盤になって小銭が溜まって、後でどうやって使おうかを悩む日本からの旅行者の姿をよく見ますが、財布も軽くなり、見た目も何だかスマートで旅慣れた感じになります。

また、全部入れるのが勿体無いと感じる方は、一番大きな硬貨だけは財布に戻して、小さな硬貨のみ入れるというのも手です。

一番大きな硬貨は25セント硬貨ですが、片面に各州のロゴが入ったものもあって、旅行の最後にいくつの州が集まったか?なんて調べるのも楽しいと思いますから、ぜひ25セント硬貨は記念として残しておくと良いと思います。

ホテルについて

こちらも至るところでチップが発生します

部屋への案内がある場合、荷物を部屋まで運んでもらう、ベッドメイキング、ルームサービス、タクシーを呼んで貰う、などなど。

その為、レストラン以上になんだかとても損した気持ちになりますよね。

場所やホテルの格式などで値段は変わってきますが、私が利用するような一般的なホテル(1泊$100程度)では、ざっくりひとつのサービスに対して$2を目安にしています。

その上、一泊$150だと$3と$50ごとに$1と上げていく感覚でいますが、あまり高い所には泊まったことがないので、一泊$300とか$400ってホテルだとこれで良いのか分かりませんけど。(笑)

例えば、荷物を夫婦で2つ運んでもらえば、$2×2つで$4

タクシーを呼んで貰い、ドアを開けてもらえば、$2×2人で$4

そこに子供が一人いれば$2×3人で$6。といった感じですね。

面倒に見えますが、実際のところ、一般的なクラスのホテルでは自分で部屋まで向かいますし、荷物も自分で運んで行きますから、チップを払うのもベッドメイキングのお金くらいです。

すると、日本では大体10%のサービス料が含まれているので、10,000円のホテルでは、1,000円払っていることになりますが、アメリカでは$2と大体2%程度でしかありません。

さらに日本のように一人いくらではなく、一部屋いくらという設定ですから安く済みます。

チップで後から別で支払うと損した気持ちにもなりますが、実際にはサービス料としては日本の方が高いように感じます。

最後に

焦って$2で良い所を$10払っちゃったとがっかりする姿も良く見ますが、現地のアメリカ人でも慣れない金額の時には、チップ計算の際に計算機を使ったりします

映画なんかのパッと払う姿をイメージせずに、しっかりとサービス料として支払うことに意識を向ければ、そうした焦りやミスも減らせると思います。

また、日本で中国人旅行者のマナーの悪さについての話題が色々とあるのと同じで、日本人のチップに対するマナーの悪さが話題になっている地域がアメリカにもあり、日本語で15%払いなさいと書かれている場合までありました。

文化の違いに戸惑うことは仕方ないですが、自身の文化を押し付け、不満をぶつけるのではなく、相手の文化を受入れ、体験する事も旅行の醍醐味かと思います。

是非、楽しい旅行となりますように、事前の準備を頂けると良いかと思いますので、チップも料金の一部だとして最初から頭に入れておくと、そんな小さなことで損したと感じることもなく、楽しい旅行になるかと思います。