アメリカでの出産入院中にやること

海外赴任
スポンサーリンク
アメリカでの出産記事

アメリカ赴任中の同僚からアメリカでの出産についての相談を受けて整理した内容を記事としてまとめています。

※長男出産時(2015年)の情報になりますので、多少変わってきたところもあるかもしれません。記事を参考に最新の情報を調べるなど利用いただけると幸いです。

今回は出産を終えてから入院の間に行う手続きについてです。

アメリカでの出産の入院は2泊3日

病院に入って出産までの時間は人によって様々ですが、出産した後の入院は、おおよそ2泊3日。

この間にいくつかの書類の提出と、育児についてのあれこれ、赤ちゃんの担当医との面談などいくつかの対応をして、退院となります。

ざっくりとした流れはこのような形になりますが、出産から退院までの間にやることがたくさんありますので、まとめておきます。

無痛分娩の了解と指示

日本との違いとして、アメリカでは無痛分娩が主流となっています。

最近では日本でも無痛分娩やできる限り痛みを和らげる麻酔を使った分娩もあるようですね。

妻は2人目の時に日本で出産した際も無痛分娩を選択しています。

病院に到着した際の問診票に、無痛分娩を希望するという欄にチェックを入れたので、勝手に用意してくれるものと待っていましたが、陣痛が5分間隔を切ってきても一向に用意がされません。

「いつ用意されるの?」と、聞いてみると、「そろそろ必要?それなら麻酔の先生に連絡するわ。」とのこと。

こちらから、『そろそろお願いします』と指示しないとダメみたいです。

麻酔は専門医が行いますので、準備に少し時間がかかります。

そのあたりも考慮して早めに依頼をしておくと良いですね。

専門医が用意し、麻酔のリスクについての説明を受け、了解書類にサインをします。

欧米では主流となってきている無痛分娩についても全く安全というわけではなく(ほぼどの医療処置も同様ですが)、場合によっては副作用等のトラブルもありますので、そのリスクを理解した上で自らが希望したという了解になります。

硬膜外麻酔の副作用について

術中合併症
血圧低下,徐脈,吐き気や嘔吐、全脊麻など

術後合併症
呼吸抑制、頭痛、局所麻酔中毒の症状、神経障害、硬膜下ブロックなど

麻酔の仕方

横向きになり、背中(腰あたり)の硬膜外麻酔の針を刺す部位に,細い針で痛み止めの注射をします

既に陣痛で痛いので、あまり針を刺す痛みは感じなかったそうです。

そのあと、太い硬膜外麻酔の針で注射をしていました。

おそらく、見ているほうが痛いと感じる気がします。

その後、手元にスイッチがセットされ、もし痛みがきついと感じたら押すように指示を受けます。

押すと麻酔薬の注入間隔が短くなるとのことでした。

麻酔を入れてしばらくすると、痛みがだいぶ引いたようで、少し落ち着いて話ができるようになりました。結構効くんですね。

その後、陣痛間隔が短くなるに従い痛みが増すようで、2~3度ほどスイッチを押していました。

ただ、無痛分娩と言いながらも痛いは痛いみたいで、無痛という表現は勘違いするから止めるべきだと言っていました。

ちなみに、2人目の出産後は『アメリカの麻酔の方が出産時の痛みがなかった』と、言ってましたので、アメリカの方が強めの麻酔になっているのでしょうかね

へその緒のカット

アメリカでは一般的に出産時に父親がへその緒をカットします

と、言ってもカットする部分の両側はクリップで留められていてその間に鋏を入れる形になりますので、血が出るわけでは無いので安心を。

こちらは、特に書面での了解等はなく、生まれたら先生からどうぞという感じで鋏を渡され、ここをカットするようにと指示されます。

ちょっと気が引けたのですが、是非とのことでカメラ片手に構えたまま、片手でカットしました。

2人目の出産時も同じようにカットをさせていただきましたので、この点はあまり日米の違いはなさそうですね。

赤ちゃんとお母さんは30分以上肌を合わせる

生まれてすぐに、赤ちゃんは簡単に肌を綺麗にしてもらい、体重や身長を測定。

オムツを履かせて貰ってお母さんの元に戻ってきます。

その後、お母さんの胸元に肌と肌を合わせるようにして30分以上抱きます

そうすることで、母親としての自覚が増し、赤ちゃんへの愛情が大きく沸くと共に出産の痛みを和らげる効果もあるそうです

これも2人目の出産時にありましたので、あまり差はないでしょうか。

スポンサーリンク

病室に移動してから多量の手続き

病室に入ると、トイレの仕方や食事のタイミングといったお母さんの体のケアに関する説明と、出生登録やソーシャルセキュリティの登録、割礼の有無や検診についてなどの赤ちゃんに関する説明がされます。

出生登録とソーシャルセキュリティ

この時点で、子どもの名前(アメリカでの名前)を書くことになります。

ですので、このときまでに名前は決めておく必要がありますので注意して下さい。

ちなみに、日本の名前とアメリカの名前は変えることができます。

日本への出生届書類の最後に

【子の氏名が出生証明書と出生届の記載とで異なる場合の申出事項】
(ラストネームの違い、ミドルネームの有無等、相違がある場合)
出生証明書(英文)にある子の氏名は(Birth Certificate上に登録されている氏名)
(氏)   (名)   
となっているが、出生届書の事件本人と同一人物に相違なく、戸籍には、
(氏)   (名)   
と届出する。

と、書く欄があります。

私や同僚は、アメリカ名で米国の出生証明の登録をし、日本の名前をミドルネームに入れました。

米国登録名:Tom Taro Sato
日本登録名:佐藤 太郎

みたいな感じですね。

米国にいる間、アメリカ名を付けることでのメリットとして、日本名ではアメリカ人に発音が出来ないことが多く、病院等で名前を呼ばれても気付かないことが無くなる

レストランなど、今後たくさん声をかけて貰うことが増えますが、その際にアメリカ人への紹介が楽で、アメリカ人の方も赤ちゃんのことを呼びやすい

などがあります。

とても良かったと感じることが多くありましたので、是非参考にして頂けるとよろしいかと思います。

ただ、日本の名前の方にも是非アメリカでの思い出を伝えていきたいということで、日本の戸籍にミドルネームでアメリカの名前を入れたりすると、免許証はもちろんですが、証書関係の全てにミドルネームが記載されるそうです。

“佐藤 トム 太郎”という形で表示されるようです。

それが良い場合、悪い場合あると思いますので、その点は夫婦でよく相談して子どもの今後について、何がベストになるかを考えて付けてあげられると良いかと思います。

また、一緒にソーシャルセキュリティーナンバーの取得を病院側で一緒に行っても良いか?と、いう確認がありますので、忘れずにお願いしましょう

出生証明書

先にも出てきた日本への出生届については、各領事館のHP内、出生書類のところからダウンロードすることが可能になっています。

この出生届には出生証明書が必要となるのですが、米国で発行される正式な出生証明書発行は出生後6週間ほど後から請求が可能となります。

日本への出生届の期限は出生後3ヶ月以内となっていますので、6週間待ってから請求し、郵送されたものを日本に送っているとあまり余裕がありません。

その為、医師に出生の証明を書いてもらったものであっても代用が可能となっています。

産後の入院中に書類を用意し、出産時、もしくは入院中に担当医に記入をしてもらうところだけは先に埋めてもらっておくと後の作業がとても楽です。

もし、このときに記入し忘れると、後日病院まで記入のお願いに行くか、正式な証明書の発行を行う必要が出てきます。

ファミリードクターによる面談

私たちの場合、出産前までの間で病院にかかるような病気もなく、ファミリードクターを持っていませんでしたので、出産時の登録書類については、ファミリードクター無しで申請しました。

その場合には、出産する病院が提携している医師の中からどなたかを紹介頂くのですが、入院中に病室に見えて、簡単な面談を行います

面談の内容としては、簡単な自己紹介と両親への病歴確認、また赤ちゃんの出産状況や検診結果から判断できる状態についての説明。

その後、小児科での初診が出生1週間後に行われますので、そのスケジュールの連絡があります。

病院の住所や時間など忘れないようにきちんと確認をして下さい。

赤ちゃんに対する注意事項の説明

書類や面談などの合間、2時間おきに母乳の時間となります。

最初にオムツの替え方や母乳のやり方についての説明も一通り受けます。

希望する場合は、授乳タイミング以外でも一緒の病室で過ごすことが可能ですが、産後の回復のために別室で病院が面倒を見ることを勧められました。

また、夜中は特に危険な為、別室にて預かって面倒を見てくれます。

この辺りは日本とも変わりがないと思いますので、大丈夫ですね。

退院準備

この他、熱を出したときに対処方法などの緊急対応なども含め、一つひとつ説明がされ、説明が終わるとチェックシートに担当医と一緒に確認しながらチェックをしていきます。

最終的に全ての説明がきちんとされましたというところで、了解のサインを入れるといよいよ退院の準備へと進み、カーシートの確認を最終的に行って退院となります。