アメリカ赴任中の同僚からアメリカでの出産についての相談を受けて整理した内容を記事としてまとめています。
※長男出産時(2015年)の情報になりますので、多少変わってきたところもあるかもしれません。記事を参考に最新の情報を調べるなど利用いただけると幸いです。
今回はいよいよ出産を控えての注意点を紹介します。
出産のタイミング
出産予定日よりも遅くなり、2週以上遅れるようだと出産日が指定され、この日に病院に行くようにと言われますが、そうでなければ陣痛の始まりで決まります。
私たちは、陣痛が始まったらどうしたら良いのか分からなくなりそうなので、いっそ出産日を指定してもらいたいと思い、「のんびり慌てずに生まれてきて良いからね」と、お腹に声をかけていたのですが、勘違いしたのか予定日よりも2週も早く生まれてきました。
さて、陣痛が始まったときの対応についてですが、出産する総合病院への訪問や予約を済ませてある場合は特にすることもなく、陣痛が5分間隔になったら病院に行けば良いそうです。
私の住んでいた町のように、総合病院がひとつしかないようなところでは、予約もなくただ産科に向かうだけで何も必要ありませんでした。
私たちの場合は、陣痛が来たのが日中でしたし、予定日よりも2週も早かったので、一応担当医に電話してどうすれば良いかの指示をもらいました。
まぁ、変わらず『陣痛が5分間隔になったら総合病院に行って下さいね』とのことでしたけどね。
例えば、夜間などで病院も閉まっている場合など、担当医に連絡出来ない状況であっても陣痛が5分間隔に近付いてきたら、総合病院に行きます。
受付で担当医を聞かれますので、伝えると病院から先生に連絡が入る仕組みになっているようです。
日本でも言われる陣痛5分間隔
妻の様子を見ていての疑問。
5分間隔で襲ってくる痛みに耐える様子が結構な感じなのですが、その合間で車に乗ったり、病院の駐車場から移動したり、手続きしたりできるものなの?と。
初めての出産、特に男には分からない痛みですし、かなり焦ります。
入院セットの用意は事前にしておくことが必須です。
1ヶ月前くらいからリストを用意しながら、買い物をしておく、かばんに用意しておくなど進めておくと良いと思います。
そして、陣痛が始まったら自分のシャワーやご飯をしっかりと食べておき、病院に行く準備を整えます。
ついつい妻のことで手一杯になりそうですが、このあとの長期戦に備えて準備することもとても大事ですから忘れずに!
まぁ、男にはよく分からないので焦るのですが、事前にしっかりと調べて頭にイメージを入れておくことも大事ですね。
落ち着いて対応することが大切です。
出産時に用意して持っていくべきもの
いよいよ総合病院へ向かい、出産に臨むわけですが、そこで持っていくべきものは事前にリストが産婦人科の方から渡されます。
特に注意するポイントや書かれていなかったけど用意しておいた方が良いと教わったことをまとめておきます。
赤ちゃん用カーシート
アメリカでは、出産して退院の際には必ず赤ちゃん用のカーシート(赤ちゃん用の車のチャイルドシート)が必要になります。
退院の際には、きちんと適合しているカーシートかも確認がされます。
もし、不適合であったり、購入が間に合ってなかったりする場合には病院にて貸し出しを受けることになります。

また、以外と初めてだと取り付けに苦労します。
事前に取り付けの練習もしておくなどの準備をされておくと、当日の退院が楽になりますよ。
私が購入したものはストローラー(ベビーカー)とカーシート(チャイルドシート)がセットになったGracoのもの
さすがにカーシートは1歳を超えてくると徐々に小さくなり買い替えが必要になりますが、このベビーカーは、ドリンクホルダーが付いているようなものが日本には売ってなく、2人目の時にもその後の買い物にも重宝していて、とても良かったですよ。
ビデオカメラ
ビデオカメラなどの充電もいつでも使えるように用意しておくことも必要です。
よくあるのが、記録媒体を整理するためにPCに繋いでおいて戻し忘れてしまったというもの。
これでは充電しておいた意味がなくなりますので、きちんと記録媒体も全て揃っているか確認をしておかないといけないですね。
軽食の準備
出産の際に時間がかかることもありますが、特に初産ですと余計に時間がかかると言われますよね。
その際に、旦那さんもずっと付き添っていますので、なかなか食事が取れなくて辛かったという話を聞きます。
奥様は食欲も無いでしょうが、付き添いは普通にお腹が空きます。
おにぎりなどを作って持っていくようにすると良いです。
売店などが閉まっていても大丈夫ですし、ちょっとした空き時間におにぎりであればすぐに食べられますからね。
ブランケットや暖かい上着
出産したあとは、一緒に病室で付き添って寝ることも出来ますが、冬は寒かったです。
奥様は布団がありますが、付き添いの方はソファで休むことになります。
ブランケットなどを用意しておくと退院の際にも使えますし良いですね。
日本で出産をされている方は、快適な産婦人科の個室とのギャップに驚かれることでしょう。
普通に日本の総合病院に入院するようなイメージでいると良いと思いますので、一般病棟にいる妻の横でソファを使って眠ると考えると、必要になりそうなものも考え付くかと思います。