”HSP(Highly Sensitive Person)”とは何か?

日常のこと
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生まれつき敏感すぎる気質をもつ”HSP”をご存知でしょうか?

つい先日、おすすめ記事に上がってきた”HSC( Highly Sensitive Child )”を見て、もしかしたら長男がこれに該当するのではないかということで、その日のうちに図書館へ行って本を借りてきました。

今回の記事では、まだまだ”HSP”の情報を少し学んだ程度ですが、自身が感じたことや理解、誤解含めて、現時点での感覚を残しておきたいと感じましたので、一度整理をしています。

そのため、誤解によるところもあるかもしれませんが、今後より一層の知識を得る上でも今の状態でどのようなことが理解でき、誤解するのかも含めて記録にしておきたかったので、その点はご了承ください。

”HSP”とは?

アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が1996年に出版した”The Highly Sensitive Person”という本で発表された、高い敏感性に関する心理学の面から研究された概念です。

”HSP”は人種や民族に関係なく、どの社会にも20%くらいの比率で存在するとアーロン博士は言っており、生物が危険を察知し、種を存続させるために与えられた気質だとしています。

種を存続させるためには、色々な気質を持ち合わせたグループが安定したバランスで存在することが重要です。

”HSP”のように、敏感でリスクを避ける気質がなければならないですが、それだけではいずれ食料がなくなる、環境が変わり住めなくなった時に困るなどの悪さもあります。

そのため、逆に何でも危険に飛び込むような冒険家タイプの方も一定数います。

その他にも、色々な気質の人がいて、生物として種として生き残るために必要な気質がバランスよく配されています。

このように、危険を察知するための高い敏感性が”HSP”であり、その子供版が”HSC”です。

なぜ長男がHSCではないかと思ったか?

こちらの本では、23のチェックリストのうち13個に当てはまれば”HSC”の可能性が高いとしています。

ただし、13個未満でも該当した項目の程度が極端に高い場合には”HSC”の可能性が高いともしています。

例えばどのような項目があるか一部を抜粋すると、

  • すぐにびっくりする
  • 服や靴下の縫い目、タグがチクチクしたりして嫌がる
  • 驚かされるのが苦手
  • しつけは、強い罰よりも優しい注意のほうが効果がある
  • いつもと違う臭いに気付く
  • 興奮した後はなかなか寝付けない
  • 大きな変化にうまく対応できない
  • 服が濡れたり、砂が付いたりすると着替えたがる
  • 完璧主義である
  • 誰かがつらい思いをしていることに気付く
  • 静かに遊ぶのを好む
  • 痛みに敏感である
  • うるさい場所を嫌がる
  • 石橋をたたいて渡る

そして長男はまだ5歳になる前ですので、ピンと来ない項目もありますが、それでも16項目が該当しました。

妻にも見せてみましたが納得していましたので、”HSC”の可能性が高そうです。

おそらく自分も該当する

そして、彼のチェックをしていると、「あれ?自分にも結構当てはまるぞ」と、感じて巻末にある大人用の”HSP”のチェックリストを 行ってみました。

そちらでは少し項目が違いますが、同じように23項目が設定されており、12個以上で”HSP”認定です。

こちらも一部抜粋してみると、

  • 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気付く
  • 他人の気分に左右される
  • 痛みに敏感である
  • 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
  • 騒音に悩まされやすい
  • ミスをしたり物を忘れたりしないようにいつも気を付ける
  • 暴力的な映画やテレビは避けている
  • 生活に変化があると混乱する

結果、私は17項目に該当しました。

長男が自身の小さいころとほんとに似ていると自分でも思うので一緒かもしれないとは思いましたが、やっぱりそうでした。

本当に自分は”HSP”なのだろうか?

ですが、全部当てはまるわけではないので、本当にそうなのか?という思いも当然ありました。

5人に1人いる。

23項目中12項目以上の該当で認定というのも、占いのようなもので、全部は当てはまらないが、何となく当てはまることは 誰にでもあるため、自分のことを言われているような気がして信じてしまうということと一緒じゃなかろうか?

程度の違いこそあれ、これらの項目は誰にでも当てはまるのではないだろうか?

このように考えたわけです。

ですから、まずはよく分かっている自分の感覚と、この”HSP”の定義するところがどうなのかを見るために、こちらの本から読むことにしました。

読んでみて思い当たること

①疲れやすい

特に、人混みがすごく嫌いで、ディズニーランドのような混雑するテーマパークや遊園地には昔から行きたくなく、理由は疲れるからというものだったのですが、何にそんなに疲れるのかがよく分からないままでした。

本の中では、「目の細かい網を持つ」と表現されていましたが、”HSP”は目が細かい網を持ち、普通の人たちでは引っかからないような情報も無意識にキャッチしてしまう

そのため、多くの情報が引っかかる人の多い場所や刺激の多き場所では疲れやすいそうです。

ですからつまらないわけではないのですが、休みの日の気分転換にパーッと遊ぼうと誘われても、逆に疲れてしまい全然休まらないということが多くあります。

②大事な会議や人前での発表が不安

慣れた社内で緊張している感覚はないのに上手く話せていない感覚を持つときがありましたが、特に内容に批判的な意見が多い会合では特に上手く話せなくなることが多いことに気付きました。

事前に資料を完璧に仕上げ、話す内容も用意します。

それでも、いざ会議で話を始めると構成したとおりに話ができないことが多くあります。

そのために私がやったことは、「キャラを演じる」ことでしたが、そういった設定をする際の多くは、顧客へのプレゼンや打合せ、社内での報告もそうですが、敵対意見の多いような場が多かった気がします。

眼鏡をかけてスーツをビシッと着る。

そして、自分ができるビジネスマンのように意識して会議でプレゼンや意見を話したり、調整をしたりといったことを行いました。

最近は、会議中に眼鏡をかけることがふつうになっていましたので忘れていた感覚でしたが、視力が良かったころは眼鏡をすることで外界から身を守る一つの盾のような感覚があったことを思い出しました。

③人といると緊張する

この人は自分といて楽しいだろうか?嫌がられてないだろうか?できないと思われていないだろうか?など、多くの不安を感じ、常に気を張った状態があります。

家族といても当然イラっとしたり、気にしたりということはありますが、引きずったりすることはありません。

ですが、それが他人だと特に強く、衝突したりするとその後何日も引きずり、あんなこと言わなければよかったなどの感情に悩まされますし、そうならないようにできれば距離を置きたいと感じることも多くあります。

仕事では、人と接することも仕事として処理できるので、それが苦とはなりにくのですが、やはりプライベートだときついと感じますね。

④ミスが怖い

仕事だけでなくスポーツでも勉強でもなんでも、ミスをすることが怖いという感覚もありますが、出来ないことを格好悪いと思っていました。

人からどう思われているかをすごく意識していたので、人前で歌を歌うことも苦手でカラオケは大嫌いでしたし、自分の思っていることや普段の生活を知られることなど内面につながる情報を他人に知られないように隠していたように思います。

ですから、周囲から「何を考えているか分かりにくい」というような評価を受けることが多くありました。

⑤過剰な反応と抑圧

この話の中で、「アナと雪の女王」のエルザを例えに話がされているのが印象的でした。

後悔やトラウマなどにより、能力を抑圧したことが過剰な反応へとつながっていること、自分の持っている能力を欠点と思い閉じこもってしまうことなどが”HSP”と似ている点として書かれていました。

私の場合は、父を亡くしたショックから一時の記憶が抜け落ちていることを数年後に知ったのですが、その際にそれまで感情を抑圧してきたことの影響か、色々な面で過敏に感情が反応するような状況が数年続きました

今思えば、軽い躁うつ病のようだったとも思います。

そして、その頃特に過敏だったのが⑥にあるような第6感的な部分です。

⑥スピリチュアルや超能力

”HSP”にはこういった能力を持つ方々も多いそうです。

高い敏感性から、無意識に周りを観察し、無意識に危険などのリスクを感じ取ることから、こういった能力につながっているのではないかということです。

過敏に感情が反応していた頃にはこれまで体験したことのないようなことが多くおきました。

道路を自動車で走っているときなどに、二の腕に痺れを感じ始めると徐々にその痺れが強くなっていき、だいたい1kmのところでは小動物が轢かれていました。

誰かを車に乗せているときでも関係なく、その感覚があるので、その話をするとかなり驚かれたのを覚えています。

また、雨が降ることが事前に分かったり、霊的な現象も数多く体験しました。

一人なら原因不明で終わったのだと思うのですが、友人といるときでも同様の体験を一緒にするようなこともありました。

あるとき、その友人の一人が、私や周囲には隠していたのですが、とある宗教に所属しており上層との面識も強いことから、除霊的なものを進められました。

当然半信半疑的なところもあったのですが、知り合いということもあり受けることに。

ですが結果は意とは反対に、それ以来すべてのこういった体験が収まりました。

そしてその後、第6感的な部分以外でも過敏に反応するような事象もだいぶ収まり、徐々に自己肯定感も強く、意識が変わったことにもつながりました

”HSP”は気質

”HSP”は気質であり、病気などではないということで、上手な付き合い方があるようです。

私の場合は、自分自身気付いていない中で、周囲の協力もあり、これまで良い選択をしてきたのだと思います。

これを知らないままだと、自分はダメだとさらに傷付いたりするようなこともあるでしょうし、とても辛い状況に生きることをあきらめることもあるようです。

そんな中で、これは5人に1人が抱える気質であることや、どのような特性があるかを知るだけでも、対処はできるようになりますし、気の持ち方もだいぶ変わるように思います。

これらの本を読んで、おそらく私の母も、私の息子も”HSP”や”HSC”の可能性があると感じましたし、5人に1人というよりも、もっと多くの人が該当するような印象を持ちました

違うかもしれませんが、それでもこの”HSP”ということを認知したこと、またどのように接することが大事かが分かりましたし、その対応は、別に”HSP”と認定を受けなくても有効なことだとも思います。

特に息子が今後何年かあとには思春期のような不安定な時期を迎えることになりますが、そんなときに、どのように支えるべきなのか、そういったところにもつながるヒントがいっぱい含まれていたように思います。

人にはいろいろな特性、気質があり、その強弱が複雑に絡み合って個性となりますので、”HSP”といっても多くの違いがあるでしょうし、”HSP”とは判断されなくても、”HSP”の気質が全く0なのではないと思います。

ですから、人には誰でもこういう一面を持ち、こういう面にはどう対処をすると良いかを知ることができてとても良かったと思います。

最後に

今回はサラッと調べただけですが、一度整理のために記事にまとめました。

冒頭にも書きましたが、もしかしたら、今後もっと知っていく中で、この考え方や捉え方が少し違うかもしれないとなるかもしれません。

ですが、今の段階での理解や誤解は今の時点でしか分かりえない情報のため、間違いも間違いとしてここに残しておきたいと思いましたので、そのあたりはご容赦いただければと思います。